アフリカ地域研究センター(RCAS)

RCAS:Research Center for African Studies

センターについて

「アフリカの年」(1960年)から半世紀以上経たアフリカは、一方で新たな資源開発などにも伴いマクロ的には経済成長に反転しつつも、他方でその恩恵は限定的にしか社会に還元されない状況が継続しています。経済環境に限らず、アフリカは、それを取り巻く現代世界の中で大きな転換点を迎えているといってもよいでしょう。こうした変革期のアフリカ地域を人文科学と社会科学を交えた方法で研究することが当研究センターの主たる目的です。「人間の安全保障」という新たな研究パラダイムを取り込みながら、現代アフリカにおける社会変容、政治変動、経済のダイナミズムをめぐる理論・実証研究、暴力的な紛争と国家形成に関する研究などをフィールド調査、さらにこれまでの政策の批判的検討などの研究活動を行う形で推進しています。また、国内外から研究者や実務者を招いてセミナーやシンポジウムを開催し、研究成果を刊行する活動などをとおして、教育や研究成果の社会への還元や実務との社会・国際連携に努めています。