07Feb
Feb 07 2024 10:15〜17:30(AEDT)
「太平洋」とは一体誰が語り、どのように意味づけられてきたのか。「太平洋」は誰のための構想であって、その構想にはいかなる意図が込められていたのか。我々は今日、「太平洋」をめぐるどのようなイメージや認識、意味の体系を継承しているのか。本プロジェクトは、政治・軍事・経済・文化・アイデンティティに関わるこれらの問いに対し、思想史(インテレクチュアル・ヒストリー)の観点から応答する。
本プロジェクトの主な分析対象は、近現代において、太平洋沿岸諸国の人々、太平洋を横断する人々、(オセアニアなど)太平洋島嶼に住む人々が執筆してきた著作物(本・論文・雑誌・パンフレット・小説・旅行記・物語など)である。それらに込められた多彩な「太平洋」認識やヴィジョン、構想を摘出し、あるいは発見することがここでの狙いである。(下「プロジェクト概要」からの抜粋)(2021年5月)
氏名 | 所属 | 専門領域 |
上村 剛 | 関西学院大学 | ブリテン帝国思想史・グローバル思想史 |
崎濱 紗奈 | 東京大学東洋文化研究所・東アジア藝文書院(EAA) | 沖縄・日本近現代思想史 |
西田 尚輝 | 東京大学大学院総合文化研究科(国際社会科学専攻) | フランス社会思想史・比較福祉国家研究 |
馬路智仁 (研究代表者) | 東京大学大学院総合文化研究科(国際社会科学専攻) | 帝国・国際政治思想史 |
古田 拓也 | 二松学舎大学 | イギリス政治思想史・政治思想史方法論 |
矢島 ショーン | 東京大学大学院経済学研究科 | ドイツ・日本経済史、経済思想史 |
柳 愛林 | 九州大学 | アジア政治思想史・比較思想史 |