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【イベント情報:6/18(木)- zoom参加可】「仲裁と調停:日越による商事紛争処理の改善に向けて」

RCSPお知らせ

【イベント情報:6/18(木)- zoom参加可】「仲裁と調停:日越による商事紛争処理の改善に向けて」


今日のベトナムの輸出入市場において、日本は第3位の規模を占めています。両国間の良好な政治関係と、国民による相互の文化理解や調和によって、ベトナムと日本の貿易関係には積極的かつ持続的な成長がもたらされています。2020年は、日越関係における飛躍的な発展が期待されながらも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に伴い、二国間の貿易は深刻な困難に直面する事態となりました。感染症流行の影響によって、物流や人の移動は大幅な制限や閉鎖を余儀なくされ、貿易取引には甚大な損害が及んでいます。

現在、ベトナム国内においては、感染症の抑制は十分に進んでおり、更なる経済発展を見据えた新しい日常の再建に向けて、既に活動が再開しています。一方、商取引には依然として深刻な影響が及んでおり、サプライチェーンとバリューチェーンの断絶により、契約義務の不履行や不当に高額な履行コストが発生し、その結果、多くの企業が、紛争あるいは訴訟にも繋がりかねない様々な法的リスク(契約不履行)に晒されています。こうした現状を鑑み、ベトナム・日本の企業に対して紛争解決のための適切な代替策を提示すると共に、両国の貿易関係における持続的な成長を支援することを目的として、この度、ベトナム国際仲裁センター(Vietnam International Arbitration Center:VIAC)と東京大学持続的平和研究センターの共催により、「仲裁と調停:日越による商事紛争処理の改善に向けて」を開催いたします。イベントの詳細は下記の通りです。


日時: 
2020年6月18日(木)7:30am–11:30am(ベトナム時間)
*ビデオカンファレンスは8:00am(ベトナム時間)より開始となります。


会場: 
Hall Room No.1 – Floor7, VCCI Building, 9 Dao Duy Anh, Dong Da, Hanoi
Zoomによるビデオカンファレンス(Webinar ID 950 6136 9820 パスワード 123456)

参加登録:

◆会場でのご参加を希望される場合は、ベトナム国際仲裁センター(VIAC)ハノイオフィス(sukien.viac@gmail.com)までメールにてご連絡をお願いいたします。

◆ビデオカンファレンスでのご参加を希望される場合は、下記URLより事前登録をお願いいたします。
https://zoom.us/webinar/register/WN_hyMAeyEWTgOldVOyrwnNQQ

*登録後、確認メールが届きますのでご確認ください。もしくは、下記のID/パスワードにてzoomへ直接アクセスしていただくことも可能です。

Webinar ID: 950 6136 9820
Webinar password: 123456

*講演者との交流も兼ねて、どうぞ奮ってご参加ください。なお、参加料は無く、使用言語は日本語ベトナム語で、同時通訳が入る予定です。

概要:
・「日越の裁判外商事紛争処理の比較」
講師:VIAC仲裁人 グエン・マン・ズンほか
・「日越の商事紛争処理の強化、改善」
講師:VIAC事務次長兼調停センター次長ファン・トロン・ダットほか
・「日越経済連携協定に基づくADR設置のためのネットワークグループ」
講師:東京大学教授 佐藤安信ほか

イベント詳細(登壇者・ワークショップのアジェンダ等):

日本語版
英語版
ベトナム語版

※本セミナーに関連して、2017年8月4日に日越大学にて開催された「持続的可能な市場のための国際仲裁と『法の支配』」(東京大学大学院総合文化研究科持続的平和研究センター・日越大学による共催)における報告書も適宜ご参照ください。
http://cdr.c.u-tokyo.ac.jp/RCSP/topics/460.html

 


共催:
東京大学 大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター (RCSP)
ベトナム国際仲裁センター(Vietnam International Arbitration Center:VIAC)

後援:
駐越日本大使館, ジェトロ(日本貿易振興機構)ハノイ事務所, ベトナム日本商工会議所(JCCI), JICA(国際協力機構)ベトナム事務所, VNU日越大学(VJU), 日本商事仲裁協会(JCAA), 日本国際紛争解決センター(JIDRC), 京都国際調停センター(JIMC), 日本法務省, 東アジアにおける正義へのアクセスのためのネットワークガバナンスの検証(科研基盤A)