イベント

May 13 2023 14:00-17:15

[南アジア研究センター共催] マハーラーシュトラ研究会

南アジア研究センター(CSAS)

日時:

2023年5月13日(土曜日)14:00-17:15

場所:

オンライン/ 東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所3階・第1会議室(ハイフレックス)
オンライン参加をご希望の方は、下記のフォームより登録ください。
登録いただいたメールアドレスに後日、Zoomリンクを送ります。
オンライン参加登録フォーム
https://forms.gle/YW1q7bqnRAf8b4xr7

報告者:

プラシャント・パルデシ(国立国語研究所)
「マハーラーシュトラにおける日本語教育の:過去、現在、未来」
千田聡美(Deccan College Post Graduate and Research Institute)
「日本語とマラーティー語の副詞節に関する対照研究」

要旨:

プラシャント・パルデシ(国立国語研究所)
「マハーラーシュトラにおける日本語教育の:過去、現在、未来」
2014年に生まれ故郷であるプネー市において日本語教育はいつ、だれが始めたかという疑問が雲のごとく沸き起こった。この疑問をきっかけにプネー市における日本語教育の歴史を掘り下げることができ、2015年にその成果を日本南アジア学会で「インド・プネーにおける日本語学習と印日文化交流の歩み―オーラル・ヒストリーの記録を通じて―」と題した口頭発表を行った。それ以来この研究の守備範囲はプネー市からマハーラーシュトラ州、そしてインドへと広がっていき、現在、インドにおける日本語教育の過去、現在、未来を包括的に記述する論文集の編集作業に発展している。本発表ではマハーラーシュトラにおける日本語教育の過去と現在について報告し、未来を展望する。

千田 聡美(Deccan College Post Graduate and Research Institute)
「日本語とマラーティー語の副詞節に関する対照研究」
本研究は、日本語とマラーティー語における副詞節(主に論理文にカテゴライズされる条件文、理由文、譲歩条件文、譲歩文)の機能と形式を比較するものである。マハーラーシュトラ州はデリー首都圏、タミル・ナドゥー州に次いでインドで3番目に日本語学習者が多い州である(国際交流基金 2018)。プネー市で実施される日本語能力試験では、毎年約6000名もの学習者が受験する。これらの日本語学習の人気の裏には、「日本語が母語のマラーティー語と文法が似ていて学びやすい言語である」という通説がある。本発表は、副詞節の対照研究を通して、日本語とマラーティー語の文法機能の類似点と相違点を整理することを目指している。
国際交流基金 (2018)「1-3a 州・市別日本語教育機関数・教師数・学習者数(学習者数内訳)」, 『海外日本語教育機関調査報告書』https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/survey18.html (2023 年1月30日 最終アクセス)

問い合わせ先:

小川 道大 michi_19th_century[at]hotmail.com [at]を@に変更する。