Brown Bag Series #42 森山 洸「反貧困運動における戦術革新のプロセス——ケアを含めた『社会運動』のイベントデータ作成にむけて」
Brown Bag Series #42
日時 2023年1月31日(火)13:00-15:00
場所 オンライン
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/83293586140?pwd=TmJYcVJjaXlUdEJaTGg0VlQ4cVFXZz09
ミーティングID: 832 9358 6140
パスコード: 456573
言語 日本語
森山 洸(Hikaru MORIYAMA)
東京大学大学院 教育学研究科比較教育社会学コース 博士課程
日本学術振興会 特別研究員 DC1
『反貧困運動における戦術革新のプロセス——ケアを含めた「社会運動」のイベントデータ作成にむけて』
概要:
年越し派遣村に代表される2000年代後半の反貧困運動は、「大問題としての貧困はこの国にはない」と言われた時代において「貧困の可視化」に成功したとされ、その動員人数は海外の反新自由主義的な運動に比べて決して多くはないものの、リーマン・ショック直後の日本社会に大きな影響を与えたと言える。報告では第一に、こうした反貧困運動の戦術がいかにして生まれ、またどのような困難を抱えたのかについて、マスメディアという敵手にも同盟者にもなりうる存在との相互作用に焦点を当てて分析する。第二に、コロナ禍においても、さまざまな反貧困の運動や支援が全国で行われているが、そうした現在にいたるまでの多様な取り組みをできるだけ取りこぼすことなく把握し、運動全体のダイナミズムを描くことはいかにして可能なのかを考える。
お願い:
今回のブラウンバッグにおけるQ&Aのやりとりや皆さんからのフィードバックを森山さんの博士論文の構想に最大限役立てていただけるように、ZOOMの録画をさせていただきます。録画映像の利用者は森山さんだけですので、ご理解いただけますと幸いです。