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Oct 03 2020 14:00

CPAS公開シンポジウム「分断のアメリカを展望する」

アメリカ太平洋地域研究センター(CPAS)グローバル地域研究機構(IAGS)

CPAS公開シンポジウム「分断のアメリカを展望する」


CPAS公開シンポジウム:「分断のアメリカを展望する」

アメリカ太平洋地域研究センターでは、10月3日に土屋和代准教授、森山貴仁助教、中山俊宏教授の3名の研究者をお招きし、公開シンポジウム「分断のアメリカを展望する」を開催いたします。本シンポジウムはどなたでもご参加いただけますが、Zoomウェビナーでのオンライン開催となりますので、下記の登録ページより参加登録をお願いいたします。登録したメールアドレス宛にウェビナーのURLが送信されますので、そちらからご入場ください。皆様のご参加をお待ちしております。

【概要】
 ブラック・ライヴズ・マター運動に端的に見られるとおり、今日のアメリカでは深刻な社会的分断が起こっている。20世紀の第4・四半期以降、多様性をよしとする言説は社会にかなりの浸透を見てきたし、2009年のオバマ政権の発足は多くの国民に歓迎された。だがティーパーティー運動をはじめとする強い反発も生じ、同政権第2期の終了にあたっては少なくない数のアメリカ国民が現状への反発を表明して、2016年にドナルド・トランプ候補を勝利させた。その後の展開はここで再説するまでもない。
 今回のCPASシンポジウムでは、何本かの補助線を引いて20世紀後半~末期のアメリカ社会を振り返ったうえで、この混沌と現状について展望する。現在みられる様々な運動や主張の出現と先鋭化の特質について、ブラック・ライヴズ・マター運動に連なっている人種をめぐる諸問題の系譜、都市と対極的にとらえられてきた郊外における政治感覚、そして共和・民主両主要政党の政治思潮のありかたの3つの視点から扱って、分断の動態について掘り下げたい。

【報告】
土屋和代(東京大学 大学院総合文化研究科 准教授)
   ブラック・ライヴズ・マター運動と岐路に立つアメリカ社会
     ――1992年ロスアンジェルス蜂起から考える
森山貴仁(東京大学 大学院総合文化研究科 助教)
   サンベルトの青い郊外
     ――トランプ政権期におけるカリフォルニア州オレンジ郡
中山俊宏(慶応義塾大学 総合政策学部 教授)
   トランプを超えるトランプ主義、サンダースを超えるサンダース主義
     ――二極分化の質的変化が起きているのか

【コメント】
中野耕太郎(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)

【司会】
橋川健竜(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)

【日時】
2020年10月3日(土) 14:00~17:00(13:30開場)

【場所】
Zoomウェビナーでのオンライン開催
下記のページより参加登録していただき、登録確認メールに記載のURLからご参加ください
   https://zoom.us/webinar/register/WN_PN13SrtmRNCdpHrF2IU-kg

【主催】
東京大学アメリカ太平洋地域研究センター(CPAS)

【共催】
東京大学グローバル地域研究機構(IAGS)

【問い合わせ先】
res@cpas.c.u-tokyo.ac.jp

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