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「GSIキャラバン 研究プロジェクト」募集について

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グローバル・スタディーズ・イニシアティヴでは、下記の通り「GSIキャラバン」の実施を旨とする研究プロジェクトを募集いたします。募集要項を参照の上、必要書類を所定の期日内に提出してください。

GSI(グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ)キャラバン 研究プロジェクト 募集要項

令和元年10月28日
グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ事務局

1. 目的
東京大学における先端的かつ革新的な研究であるにもかかわらず、海外への発信が遅れている人文・社会科学分野の研究の推進を目的とする。その特徴は、「GSI海外学術キャラバン」→「GSI国際学術会議」→「英語書籍GSIシリーズ刊行」という3年周期の国際共同研究活動のサイクル(略称「GSIキャラバン」)を通じて、グローバル・スタディーズ関連の研究成果を世界に発信しようとする点である。さらに、「GSI海外学術キャラバン隊」は、研究ネットワークの拡充のみならず、本学のグローバル教育*1を該当地域へと展開する礎を築く役割も担う。
*1 国際研修等の「本学のグローバル教育」については、GSIのホームページの「学び」を参照。とくに、既存の本学の協定校や戦略的パートナーシップ校を補完し、研究・教育プログラムを新たな地域や機関へと展開する可能性のあるプロジェクトを歓迎する。グローバル教育に関しては、採択後に研究チームの中の総合文化研究科・教養学部所属の研究者を中心に、グローバル教育の拡充のための活動方針についてGSIと検討する。

2. 活動内容・趣旨
国際共同研究活動「GSIキャラバン」の実施。典型的なパターンとしては以下を想定している。

1年目:「GSI海外学術キャラバン」
研究代表者を中心に「キャラバン隊」を編成し、二週間程度で海外の4−5大学(たとえば東南アジアの4−5大学、中東の4−5大学など)をめぐり、セミナー開催や意見交換を実施。研究テーマの深化を図るとともに、研究者ネットワークを構築し、翌年の国際学術会議の礎を築く。また、現地の大学の国際交流担当者等と学生交流や学術協定締結の可能性について情報交換をし、本学との間で持続的な関係を構築・発展させるための活動を実施する。

2年目:「GSI国際学術会議」
GSI海外学術キャラバンを通して培ったパートナーを含む世界各地の拠点校から研究者を東京大学に招聘し、国際学術会議を開催。

3年目:「英語書籍GSIシリーズ刊行」
GSI海外学術キャラバンおよびGSI国際学術会議の成果を「GSIシリーズ」から英文書籍として出版。

年次進行のペースや順序は各プロジェクトの必要に応じて柔軟に計画して構わない。ただし、「GSI 海外学術キャラバン」「GSI 国際学術会議」「GSI シリーズ」の3要素はいずれも実施すること。プロジェクトの実施期間は3年を基本とするが、最長5年の間で柔軟に計画して構わない。

3. 対象
次の(1) − (6)の条件を全て満たす申請を対象とする。
(1) グローバル・スタディーズに関連した研究プロジェクトであること。
(2) 海外の大学等との共同研究と教育交流を発展させるプロジェクトであること。
(3) 東京大学に所属する教授、准教授、専任講師、特任教授、特任准教授、特任講師を研究代表者とするものであること。
(4) 本学大学院総合文化研究科に所属する教授、准教授、専任講師、特任教授、特任准教授、特任講師を研究メンバーおよび海外学術キャラバン隊に含むものであること。
(5) 研究メンバーは、東京大学に所属する研究者および大学院生(博士後期課程)が半数以上を占めることが望ましい。
(6) 採択後にGSI 国際卓越大学院の学生を「海外学術キャラバン」また「国際学術会議」等の参加者として受け入れてもらうことがある(GSI 国際卓越大学院の学生の活動経費については別途支給する)。

4. 支援内容・金額
一件上限 800 万円(3年間の総計)。ただし、申請件数、予算、採択・審査結果により、増減する場合がある。
研究費の使途は、国際共同研究活動「GSI キャラバン」の実施に必要なものに限る。
交付件数 最大4 件(2020 年度の上限総額400 万円程度)を予定。
なお、GSI キャラバン助成金を旅費として使用する場合、本学研究者・学生の海外派遣または海外大学の研究者・学生の招聘を対象とする。日本国内の他大学の研究者・学生を海外に派遣するための旅費としては、他財源を活用することを基本とするが、研究遂行の都合上必要な場合にはGSI に前もって相談し承認を得ること。

5. 募集期間
2019 年12 月1 日−2020 年3 月20 日
(活動内容について、GSI 事務局に事前相談することを歓迎する。)

6. 申請方法
必要書類(下記①申請書および②同意書)のスキャンデータ(PDF ファイル)を電子メールにてGSI 事務局へ送信の上、原本を持参あるいは学内郵便にて同事務局へ提出のこと。
ソフトファイル、原本ともに期日までに必着のこと。
① GSI キャラバン 研究プロジェクト申請書(別紙1:4枚綴)
必要事項を記入し、研究代表者による自署・押印のこと。
② 以下 a)−c)の事項を記した同意書(別紙2)
a)「GSI 海外学術キャラバン」「GSI 国際学術会議」「英語書籍GSI シリーズ刊行」の実施・準備状況について、毎年度末に報告書(A4 用紙1 枚程度)を提出すること。
b) 「GSI 海外学術キャラバン」また「GSI 国際学術会議」等の活動にあたっては、必要に応じて、GSI 国際卓越大学院の学生を参加者として受け入れること。
c)グローバル地域研究機構各センターの構成員以外でこの助成を受けた研究代表者は自動的に「グローバル地域研究機構フェロー」に就任すること。

7. 結果の通知時期
厳正なる審査の上、2020 年4 月下旬をめどに、申請書上の代表者電子メールアドレスに通知予定。

以上

募集要項(PDF) 申請書・同意書(PDF、書き込み可)

【問い合わせ先】
グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ事務局
駒場キャンパス14 号館2階205 号室
連絡先:contact@gsi.c.u-tokyo.ac.jp