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ボリビアにおける上下水道サービスの多様性−3都市の比較

公営事業の民営化、とりわけ水道事業の民営化の実施は困難を極める。その要因は、多数のアクター間の利害調整が困難であるからである。ボリビアでは水道事業民営化への不満が社会運動として結実し、その結果として民営化を撤回した。一方で、別の地域では協同組合の設立によって水道サービスの提供を行い、その成果は世界銀行に「最も成功した水道協同組合」として評価されている。水道事業運営に対して社会運動として対処するのか、もしくは協同組合として運営するのか、なぜ、このような多様性が見られるのか。ボリビアの3都市の比較から明らかにしていく。